令和 1年 12月 定例会(第4回)
令和元年第4回
市川三郷町議会定例会(第11日目) 1.
議事日程 令和元年12月13日 午前10時00分開議 於議場 日程第1
付託案件につき
委員長報告、質疑、討論、採決 日程第2 議案第102号 令和元
年度市川三郷町
一般会計補正予算(第8号) 日程第3 同意第4号
市川三郷町
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて 日程第4 閉会中の
所掌事務調査の件 2.
出席議員は次のとおりである。(14名) 1番
秋山豊彦 2番
笠井辰生 3番
齋藤美佐 4番 丹澤 孝 5番
小川好一 6番 高尾 貫 7番
笠井雄一 8番
川崎充朗 9番 有泉 希 10番
松野清貴 11番
三神貞雄 12番
村松武人 13番
秋山詔樹 14番 一瀬 正 3.
欠席議員(なし) 4.
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(24名) 町長
久保眞一 統括
武田智宏 政策秘書課長 一瀬 浩
防災課長 塩沢正也 施設建設課長 丹沢和人 総務課長 石原千秀 財政課長 芦沢 正
町民課長 武田真一 いきいき
健康課長 保坂秀樹 つむぎの湯所長 望月利偉
福祉支援課長 渡邉まゆみ 保育課長 望月順二 農林課長 丹沢宏友 商工観光課長 林 茂一
生活環境課長 望月和仁 土木整備課長 渡辺浩志 まちづくり推進課長 渡辺 潤
会計管理者 薬袋和幸 三珠支所長 窪田正彦 六郷支所長 内藤 勝 教育長
佐藤紀征 教育総務課長 井上靖彦 生涯
学習課長 森川規彦 税務課住民税係長 青木 淳 5.職務のために議場に出席した者の職氏名(5名)
議会事務局長 海沼良明 議会事務係長 深澤美佳 議会書記 芦沢順司 議会書記 櫻井 茂
議会書記 望月恵美 開会 午前10時00分
◎
議会事務局長(
海沼良明君) おはようございます。 開会にあたりまして、あいさつを交わしたいと思います。 ご起立ください。 相互に礼。 開会前ではありますが、過日、11月13日に行われました、
全国町村議会議長会におきまして、創立70周年記念永年
功労表彰ということで、
秋山詔樹議員が30年の表彰を受けられました。ここで、議長より伝達をしていただきたいと思います。
秋山詔樹議員、前のほうお進みください。 (永年功労賞 伝達)
○議長(高尾貫君) 改めまして、おはようございます。 本日の出席者は全員であります。 なお、一部
報道機関から議場の
撮影許可の申し出があり、開会のみ許可いたしましたので、ご了承願います。 ただいまから、
令和元年第4回
市川三郷町議会定例会、第11日目の本会議を開きます。 まず、日程の変更について申し上げます。 本日、議案の
追加提案がなされました。 したがって、
議会運営委員長の報告にもありましたように、本日の日程に追加し、審議してまいります。 詳細については、お手元に配布いたしました
変更日程といたしますので、よろしくお願いいたします。 ここで、
報道機関のカメラをお持ちの方は、撮影をおやめいただきたいと思います。 これより日程に入ります。-----------------------------------
○議長(高尾貫君)
△日程第1 各
常任委員会に付託してありました議案第84号から議案第101号までの18議案について、各
常任委員長より審査結果の報告を求めます。
総務厚生常任委員長、第7番、
笠井雄一君。
◆
総務厚生常任委員長(
笠井雄一君) 議長の命により、
総務厚生常任委員会の審査結果を報告をいたします。 本委員会は、12月4日、
委員全員と議長、執行部から町長以下
関係職員が出席し、開会いたしました。 また、
委員外議員多数が傍聴されました。 当委員会に付託されました案件は、議案第84号ほか、7議案でありました。
付託案件の審査の結果は、全て原案のとおり可決するものでありました。 各議案に対しては、多くの質疑がありましたが、主な質疑は、次のとおりでありました。 まず、議案第84号
市川三郷町
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する
条例制定では、
対象職員は何名くらいかという質問に対し、現在任用している職員は158名であるとの答弁がありました。 また、今後、
職員組合と協議をし、説明会を行うとのことだが、かなり心配している職員もいるので十分な説明をお願いしたいとの要望がありました。 次に、議案第92号
市川三郷町
一般会計補正予算(第7号)では、歳出2款において、
ふるさと納税は、今年度3億円位を見込んでいるとのことだが、平成29年度、30年度の
ふるさと納税の金額はという質問に対し、平成29年度は1,518件、5,306万9千円、平成30年度は6,179件、1億5,219万7千円の実績であるとの答弁がありました。 また、
ふるさと納税の
手続き等で台風の影響はなかったかという質問に対し、物流の関係で影響はあったが、直ぐに対応できる程度のものであったとの答弁がありました。 同じく、2款3項
戸籍住民基本台帳費では、
マイナンバーカードの現在の
発行枚数はという質問に対し、総務省が公表している、11月1日時点の本町の
交付枚数は1,572枚であるとの答弁がありました。 また、
マイナンバーカードの交付率は何%くらいかという質問に対し、交付率は9.9%となっているとの答弁がありました。 次に、3款2項2目
保育所費では、13節委託料について、
町外公立保育所へ支払っている委託料の対象となる園児数はという質問がありましたが、これに対する答弁は、
町内外私立施設への委託料の
対象園児数であり、正しい答弁としては7名である、と
委員会終了後、
保育課長より訂正の申し出があり、
会議規則第64条を準用し、これを許可いたしました。 また、町外から本町の
保育所等へ通園している園児の人数はという質問に対して、
町立保育所21名、
私立保育園48名、
認定こども園84名であると答弁がありました。 また、同じく3款2項1目
児童福祉費の、償還金については、県にも落ち度があるが、あのように報道されたことは遺憾である。今後は、
会計検査員に指摘されることのないよう慎重に進めてもらいたいとの要望がありました。 以上が当委員会に付託されました案件の
審査経過ならびに結果であります。 よろしくご審議をお願いいたします。
○議長(高尾貫君) 次に、
教育土木常任委員長、第4番、丹澤孝君。
◆
教育土木常任委員長(丹澤孝君) 議長の命により、
教育土木常任委員会の審査結果を報告します。 本委員会は、12月9日、
委員全員と副議長、執行部から町長以下
関係職員が出席し、開会いたしました。 また、
委員外議員多数が傍聴されました。 当委員会に付託されました案件は、議案第87号ほか10議案でありました。
付託案件の審査の結果は、全て原案のとおり可決とするものでありました。 各議案に対しては、多くの質疑がありましたが、主な質疑は、次のとおりでありました。 まず、議案第88号
峡南地区ことばの
教室共同設置協議会規約の変更についてでは、ことばの教室を
通級教室と改めなければならない支障が生まれているのかという質問に対して、これまでも
情緒障害、
学習障害の児童、生徒を指導してきたが、ことばの教室という名前だと、言葉だけに限定してしまうという誤解を招きかねないため、
通級教室とするものであるとの答弁がありました。 次に、議案第90号
山梨西部広域環境組合の設置に関する協議についてでは、
大塚地区の住民への説明は、現在どのようにされているかという質問に対し、現在は、
建設予定地である、
浅利地区への説明を終えたところであり、
大塚地区への説明は、一部
事務組合設立後に詳細な説明に入るとの説明を受けているとの答弁がありました。 さらに、今後、
大塚地区の住民の意見をしっかり受け止め、反映させていってもらいたいが、そのあたりの配慮はという質問に対し、これまでに、11回の協議会と臨時の協議会1回の計12回の協議会を開催した。9月13日の第10回、10月30日の第11回をかけて最終的な候補地を絞り込むという作業に入った。
三珠地区からの要請に沿って一貫して
浅利地区への建設には、反対の立場を取ってきた。
建設期日に間に合わないということもあり、手続きも含めて10月30日に決定するということで、まず、採決を行うことが協議会で決定された。 1回目の採決では決まらず、協議会の会長の考えを聞いた後、2回目の採決に入り、
浅利地区に決定したという経過である。
大塚地区からの要望については、ある程度、地区の皆さまにまとめ上げてもらうことが必要であり、協議会に諮って決定してもらう手続きになると思うとの答弁がありました。 次に、これまでの12回の協議会の中で、新
ごみ処理場建設を決定するにつけて、
浅利地区住民は、どのような条件を出して合意したのかという質問に対し、協議会を構成するそれぞれの首長がこういった発言をしたということにならないよう、協議会に議事録があるはずなので、開示請求をして、しっかり確認、調査し、対応願いたいとの答弁がありました。 さらに、
大塚地区の方たちが野沢菜や甘々娘を栽培するのに、
風評被害に遭わず、自信をもって出荷できる状況が要望として出されている。町長は、
大塚地区の方たちの、また、
市川三郷町の
農業振興をどう守っていくかという観点の中でどのような決意で臨んでいるのかという質問に対し、
大塚地区というよりも
三珠地区全体の皆さんの要望は書面でもいただいている。出来るか否かは答えられないが全力を尽くし、
要求項目が限りなく実現できるよう努力をするとの答弁がありました。 また、懸念されている皆さんの心情はよく分かるので、町長から、また、本町でも1名
組合議員として出るので、この委員会での審議内容を踏まえた中で、最大限の努力をお願いしたいと思うがという質問に対し、今月の24日に第12回の協議会が開催される予定であり、議事は、
浅利地区との
基本協定書の内容について、
地域振興協定書についてとなっており、ここで協定書について協議するので、この時までに、
大塚地区からの要望が出ていれば発言ができるとの答弁がありました。 質疑の後、採決に対して異議があり、討論を行いましたが、起立による採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 続いて、議案第91号
峡南地域教育支援センター共同設置についてでは、現在、本町において不
登校児童は何人いるのかという質問に対し、10月1日現在、30日以上の
長期欠席の生徒は、小学校で5名、中学校で13名であるとの答弁がありました。 また、県からの不
登校指導教員の配置がなくなるということであるが、継続する状態ではないということかという質問に対し、県による不登校に対する指導は今年度で終わり、来年度からは
共同設置の中で教員にお願いをして引き続き指導をしていくとの答弁がありました。 続いて、議案第92号 令和元
年度市川三郷町
一般会計補正予算(第7号)のうち、6款1項19目
商工総務費、
小規模企業者小口融資資金保証料補助金追加において、保証料を全額補助することにより利用者が増えたということだが、何件あったのかという質問に対し、現在12件で93万9,725円を支出しているとの答弁がありました。 7款1項19目
土木総務費、山梨県急
傾斜地崩壊対策事業負担金追加において、場所など詳しい説明をとの質問に対し、現在、県で工事している場所は黒沢の
下大鳥居天神林であり、今年度県の事業が前倒しになったことにより負担金が追加となったものであるとの答弁がありました。 次に、議案第97号 令和元
年度市川三郷町
公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)で、7款1項2目
公共下水道事業債において、緊急のための700万円の町債の計上であると思うが、国、県からの補助はあるのかとの質問に対し、今回は国、県の補助はないとの答弁がありました。 以上が、当委員会に付託されました案件の
審査経過ならびに結果であります。 よろしくご審議をお願いいたします。
○議長(高尾貫君) 以上で、各
常任委員長の報告を終わります。 これより、報告に対する質疑に入ります。 (なし) 質疑を終わります。 討論・採決は2回に分けて行います。 はじめに、議案第84号から議案第101号のうち議案第90号を除く17議案を、一括して採決いたします。 17議案についての
委員長報告はいずれも原案どおり可決するものでありました。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、17議案は
委員長報告のとおり可決することに決定しました。 次に、議案第90号についての
委員長報告は原案のとおり可決するものでありました。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。 (異議あり。の声) 異議がありますので討論を行います。 まず、原案に反対者の発言を許します。 第11番、
三神貞雄君。
◆11番議員(
三神貞雄君) それでは、議案第90号に対する
反対討論を行います。
山梨西部広域環境組合の設立に関する協議については、当然のことながら、新
ごみ処理施設の建設地として中央市
浅利地区を前提としていることから、賛成はできません。
提案理由として、
本町単独ではできないという、ある種、恫喝とも受け取れかねないような説明がありました。
ごみ処理広域化推進協議会において、すでに
反対市町に脱退していただくような論議があったのならともかく、平成29年10月に構成11市町および山梨県で
基本合意が承認されており、どこか
1つ市町がその建設について反対したとしても、脱退することに結びつくことではありません。
推進協議会および山梨県にとっても、11
市町村全会一致で推進する必要があるはずであります。 本議会が否決された市町が1カ所でもあれば、その都度建設地について検討するという可能性のほうが高いと思われます。
大塚地区には
一般農家もはじめ、
農業者団体、法人や担い手の方や多くの人たちが大塚の優良農地で生活を営んでおります。その人たちは大変不安な思いをしているところであります。 本議案は、一部
事務組合が設立に関する規約等であり、その建設地の問題とは別だからという、賛成できるという意見を耳にしますが、構成する11市町において、すべてが可決承認された場合には、今後一切、
建設場所についての討論をする機会は失われてしまうことと思います。 加えて、
三珠地区住民の悲痛ともいう懸念事項や要望も今後とも無視され続けることは明白であります。 そうなれば、弁護士を交えた法廷闘争や、体を張った実力阻止も視野に検討する事態も想定されるわけでございます。私たちは、そのような事態に至ることは望んでおりません。 中央市
浅利地区への建設に反対する立場から、本議案には反対するものでございます。 以上で、
反対討論を終了いたします。 よろしく審議をお願いいたします。
○議長(高尾貫君) 原案に賛成者の発言を許します。 第9番、有泉希君。
◆9番議員(有泉希君) 議案第90号
山梨西部広域環境組合の設置に関する協議について、原案に賛成の立場で討論を行います。 県内の各自治体では、
少子高齢化や
人口流出により、
人口減少が進み、
ごみ処理にかかる費用が重い負担となっています。 本町においても、
中巨摩地区広域事務組合、
峡南衛生組合への
ごみ処理に係る、今年度の負担金は1億700万円、
境川最終処分場分を含めると、1億1,700万円にもなっています。 また、この2カ所の施設は、平成8年、9年度に建設され、すでに20年が経過し、定期的な大規模な修繕を行っています。 併せて、現施設が令和12年度末には、使用期限となることから、
適正規模で
処理場新設が不可欠と考えます。
本町単独で
ごみ処理ができない以上、11市町で構成される
山梨西部広域環境組合の設置は必要であります。
大塚地区農業団体などの皆さんが懸念される問題も、
環境影響調査等を踏まえ、新
施設建設計画に生かし、事業を進めるべきと考えます。 以上、
賛成討論といたします。
○議長(高尾貫君) ほかに
反対討論はありませんか。 第14番、一瀬正君。
◆14番議員(一瀬正君) 議案第90号
山梨西部広域環境組合の設置に関する協議についての
反対討論を行います。 本議案は、中央市
浅利地区へ韮崎市、
南アルプス市、北杜市、甲斐市、中央市、
市川三郷町、早川町、身延町、南部町、富士川町、昭和町の5市6町の
ごみ処理施設を中央市
浅利地区に建設するための議案です。
浅利地区への
ごみ処理施設の建設は、
大塚地区農産物への影響問題のきめ細かい対応策を検討していかないと、
農業振興に取り返しのつかないことになります。 平成31年1月28日付で、
大塚地区区長会長、
大塚水利組合長、農協の3部会長など、代表者7名が、峡北、中巨摩、
峡南地域ごみ処理広域化推進協議会会長の
田中久雄中央市長宛の、新
ごみ処理施設の中央市
浅利地区への誘致についての
反対声明文を、私は入手し、読ませていただきました。 新
ごみ施設の建設地は、中央市
浅利地区ではありますが、
大塚地区の皆さんが反対している5項目の具体的な反対する理由を読ませていただき、
大塚地区の皆さんが反対する理由が理解できました。 特に、5項目とも
大塚地区の心配ではありますが、2項目目に書いてあることが、私も心配です。2項目目には、次のように書いてあります。 実際に
環境対策が万全であっても、現在の
下水道処理施設に加えて、
ごみ処理施設の下流域ということで、
風評被害の恐れが危惧される。
大気汚染、
水質汚染、悪臭、煙害などによる
イメージ低下によって、
農産物価格の低下や、地価の低下なども想定される。せっかく育った多くの若い
新規就農者や、
農業後継者の
耕作意欲が敬遠され、
耕作放棄地、
荒廃地化が懸念されると書いてありました。
大塚にんじん、甘々娘、野沢菜、それに果樹栽培と懸命に農業を主体に生きてこられた
大塚地区の皆さんにとっては、隣接する
浅利地区に大きな
ごみ処理場が建設されることは、大きなショックだと考えます。 県は、昨年の3月、山梨県
ごみ処理広域化計画を全県下に発信しました。この書類を、今回、私も入手しましたが、その第3項には市町村の役割ということで3番目の住民、事業者への意識啓発という中で、
広域化計画の推進に当たり、積極的に情報提供や説明を行い、理解と協力を得るように努めると書いてあります。 しかし、
建設予定地に隣接する
大塚地区住民に対して、どれだけ理解と協力を得るための
話し合いがされてきたのでしょうか。 12回の協議の内容は知らされないまま、これまで進行してきました。議員である私が、この問題を知ったのは、今年の10月31日付の
山日新聞の記事でした。その見出しには、建設地は
浅利地区に決定したことがあり、建設地に隣接する
市川三郷町では反対論があり、
合意形成が課題であるという記事でした。 そして、12月1日に
大塚地区の高齢の方から、甘々娘と野沢菜の栽培が心配だ。
一般質問してくれませんかという電話をいただきました。 すでに、私は
一般質問が出来上がっていたので、12月議会の
一般質問で質問をすることはできませんでした。 その後、同じ12月1日に、違う方から
関係書類をいただきました。その書類は、本年10月26日付の中央市
浅利地区への新
ごみ処理施設誘致反対決議文のコピーでした。この書類は、加盟11の市と町の首長に宛てた
反対決議の文書で、
三珠地区の3名の議員を含めた11名の代表者による文書でした。 私は、なぜ11の市と町を一緒にした、これまであった施設より、大きな
迷惑施設をつくらなくてはならないのかという疑問が膨らみました。 そして、この
ごみ処理施設建設予定地は、中央市
浅利地区であるが、地理的にいっても
市川三郷町に隣接しているだけでなく、
農業振興地域であり、
ごみ処理施設が建設されれば、
全国規模に発送されていた甘々娘、
野沢菜生産に大きなダメージを与えるのではないかという心配でした。
農業振興に尽力されてこられた
大塚地区の皆さんにとって、重大な事態を招くことは計り知れません。
教育土木常任委員会で質問しましたように、
大塚地区の皆さんが要求しているように、
ごみ処理施設が
大塚地区の農業に与える影響は大きいのです。その解決のための諸施策の検討、対応が必要です。 私は、12月
補正予算に計上された
山梨西部広域環境組合の
関係予算55万9千円には賛成しました。 それは、
久保町長がこれまで、これから月日が経過する中で、
大塚地区の皆さんの心配の解決のために、
大塚地区の皆さんの要求を具体的に対応していただけることを願っているからです。 現時点では、
大塚地区の皆さんの願い、要求が実現できる確証がない時点ですので、私は議案第90号には反対です。 町長、ぜひ
大塚地区の皆さんの切なる声に耳を傾け、実現のために頑張ってください。そのことをお願いして、私の
反対討論を終わります。
○議長(高尾貫君) ほかに
賛成討論はありませんか。 (なし) 討論を終わります。 1番、
秋山豊彦君。
◆1番議員(
秋山豊彦君) ただいま、議長のお許しを得ましたので、私は、この議案第90号に対しまして、反対の質問をさせていただきます。 そもそも、先般の協議会でもいろいろな意見を聞き、また執行部、町長からの意見も聞いたわけでありますが、なぜ、地元の
皆さん方と
話し合いを持たなかったのか、それと同時に、われわれ議員は、町民の代弁者、代表者なんです。われわれにも何ら話がなく、12回もこんな将来にわたって大事なことを相談もなく、地元に足も運ばず、耳も傾けずに、いわばここに議案として組合の設置に賛成していただきたいという形の中で議案が出されたわけでありますが、とても私は納得いくわけではありません。 あえてここで
組合設立に参加しなくても、山梨県は3カ所にわたって設置するわけであります。先般も県の
担当職員に聞きましたら、もし市川がここで外れた場合は、第2弾として、どうしても市川の町に入ってもらわなければ、そもそも県が計画を立てている3カ所というところが1でも外れたら困ると、第2弾として協議、設置をお願いする形を取りますということでありますので、私はあえてこの時期に、地元の
皆さん方の意向も聞かず、議会の要するに意見も聞かず、町だけでこの設置に、
組合設置に議案として出してくることに対しては、私はとてもナンセンスだと思うわけであります。 今回は、これは取り下げるなり否決して、そして三位一体、地元の人たち、また議会、町、しっかりと私は協議をしながら、そして第2弾の、やはり避けて通れませんので、その
組合設立に参加したらどうかと、その間、まだまだこの先、10年も先のことで、今も稼働はしているんです。各地の組合で。ですからあえてこの新しい
組合設置に参加しなくてもいいではないかというように、私は感じるわけであります。 また、残念なことは、こんな大事なことを町長が、議会にも、協議会にも諮らずに決めてしまうということは、われわれ議員を烏合の衆とでも思っているのかと、私は町長に言いたくなるわけであります。 それと同時に、地元の人たちにも、大塚の人たちにも、なんら自分が出向いていかないで、12回も協議を重ねて、反対はしましたと。私はただの反対の反対ではなくて、ただのこれは通るけども反対ではなかったかなというふうにも、私は感じられるわけであります。 そのような形の中で、私は今回ここで参加しなくても、次回、県もそのような形を言っておりますので、私は次回にしっかりと三位が一体となって、協議して、そののちに参加したらどうかと、私は思います。 この議案第90号に対しては、私は反対をさせていただきます。 私の
反対討論を終わらせていただきます。 ありがとうございました。
○議長(高尾貫君) ほかに
賛成討論はありませんか。 12番、
村松武人君。
◆12番議員(
村松武人君) 議案第90号につきまして、賛成の立場で討論いたします。 山梨県西部広域環境組合の設置についてでございます。先ほど来、三神議員、一瀬議員、秋山議員、3人の議員さんの
反対討論を聞いておりましたが、間違っていることを言っているわけではなく、私も実は考えております。 しかしながら、山梨県では広域的な
ごみ処理を行うために、平成11年に計画され、現在の17施設の焼却施設は8施設に集約され、甲府、峡東地域ですでに新施設が稼働しています。 平成30年2月に構成する5市6町の首長による峡北、中巨摩、峡南地区
ごみ処理広域化推進協議会を設置し、施設の集約化に向けて、協議を重ね、
令和元年10月30日の第11回協議会において、新処理場
建設予定地の決定に至りました。
建設場所として、中央市
浅利地区が選定されましたが、先ほど来お話が出ておりますように、
三珠地区の反対の民意が反映されないとのことでございます。これは、私どもも十分そのへんは理解をしております。しかしながら、今後の予定を考えると、先の委員会審議の結果、町長の話、それから担当課の話、いろいろな話を聞く中での結果を考えて、私もこの
市川三郷町として、賛同する必要が大であるということで、賛成をいたします。これは、今後の予定等がもうすでに決定をされているわけですから、なかなかそこに一緒にやっていくには、今議会をおいて、ほかにはないわけでございます。 先ほど来、3人の議員さんからの話の中では、今回ではなくて、次回に送ってもというそういうことを、私も実は考えておりましたけれども、やはりそれをしてしまうと、最終的に市川だけが取り残されてしまうのでは困るなと、先ほど秋山議員さんがおっしゃったように、そういうことで確定的であればいいんですけど、私どもの感覚でいきますと、私たちが今承っていることでいきますと、もうすでにそれができないということでございます。 しかし、こうなったからには、私は賛成をいたしますけれど、しかしながら、今後は
三珠地区、特に
大塚地区の反対をされている方の心情ということは、私も十分分かります。そういうことをふまえる中で、今後は地域の要望等、十分に理解と協力を求めながら、地域の要望を十分に配慮して、今後の協議会等にしっかりした発信を求めまして、
賛成討論といたします。
○議長(高尾貫君) 討論を終わります。 これから起立による採決を行います。 議案第90号について、賛成の方の起立を求めます。 (起立多数) 起立多数であります。 したがって、議案第90号は
委員長報告のとおり、可決するものと決定しました。-----------------------------------
○議長(高尾貫君)